安全なドッグフードの選び方

安全なドックフードの選び方

非常にたくさんのメーカーから多数のブランド、多種多様なドッグフードが販売されていますが、
日本で販売されているからといって、すべて安全が保証されているわけではありません。
ドッグフードは毎日、長期にわたって与え続けるものですから、リスクのあるものを与え続けると
健康を害することもあるので十分ご検討ください。
当然ながら安くて安全なものはありません。高くても安全とは言い切れないものも結構あります。

安全なドックフード選びのポイント

Point1 原材料は何が使われているか確認する。

まず今お使いのドッグフードの「原材料表示」を見てみましょう。
原則的に内容量の多い順に表示されていると思います。

肉類

イヌは肉食動物なので一番大切です。ドッグフードの価格はこのタンパク源の「質」で決まっているといっても
過言ではありません。
安いフードは消化の悪い部分(爪、羽根、毛、皮など)が入っていたり、4Dミート(動物の死骸、瀕死の動物、
障害のある動物、病気の動物)が使われていると思われます。
すなわち人間が食べない廃棄処分のものなので安いわけです。

穀物類

肉食動物はエネルギー源を動物の脂肪から摂取しています。人間の中で生活するイヌは安価で
手に入れやすい穀物を多く与えられるわけですが、肥満や糖尿病の原因になることがあるので
たくさん含まれているドッグフード(たとえば一番最初に表示されているものや複数で多く含むもの)は
避けた方がよいでしょう。
ちなみにアレルギーの原因となりやすいので良識のあるブリーダーは「小麦粉」「大豆」の入っているフードは
使いません。(できればトウモロコシも避けたい。)

Point2 使用されている保存料(酸化防止剤)を確認する。

原材料表示の中に必ず酸化防止剤の記載があります。絶対避けたいのは合成保存料です。
特にBHT,BHA、エトキシキンは癌になる可能性がある危険な物質です。
他のものもインターネット等で人間の食品添加物から調べていただければ参考になると思います。
一般に安全とされているものはビタミンE(ミックストコフェロール)とビタミンC、ローズマリー抽出物です。
ただし保存力は弱いので①開封後は一か月以内に使い切る②外気を避け乾燥状態を保つを守ってください。
冷蔵庫保存は不可です。

Point3 加工された原料の確認をする。

原材料表示の中にはっきりした原料の表記がない加工品が載っている商品は使用を控えた方が無難です。
人間の商品ならば必ず明らかにされていることなのではっきりしないのは解せません。
例)植物性分離タンパク、加水分解動物タンパク、動物性油脂など

上記の内容を確認してみてドッグフードのパッケージで当てはまる部分があるならドッグフードの見直しを
お勧めいたします。

良いドックフードとは・・・飼い主として選ぶドックフードの指針

  1. 良質な数種類のタンパク質原料を与える。(鶏肉、七面鳥、魚、羊肉など)
  2. 良質のドッグフードには乳酸菌などの善玉菌が含まれているものが多い。
  3. 穀物(炭水化物)がなるべく少ないものが肉食動物には向いています。
  4. アンチエージングには高タンパク・低脂肪・低炭水化物なドッグフードを選ぶ。
    さらに天然サプリメント入りのフードも効果が期待できます。
  5. 便の硬すぎるものは食物繊維過多です。適度な柔らかさが自然な状態です。

単一メーカーの商品を与え続けるのではなく、成分のバランスの違う複数のメーカーを選ぶことでリスクを避ける。
良いドッグフードをしっかり食べさせることが大事です。特にオヤツは与えなくてもよいのです。
与える場合は最小限にしてドッグフードと同じように原材料や保存料に注意する。
有名メーカー、よく売れている、犬種別などという宣伝文句に左右されないことです。
また一部のメーカーは都合の悪い原材料を表記していない可能性もあると思われます。
(安価すぎるもの、海外の並行輸入商品など)

どんなに良いドッグフードでも「合う、合わない」がありますからまずは試してみてください。
書ききれないこともありますので、さらに具体的に詳しく知りたい方はご相談ください。

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